【B型肝炎訴訟】 血液検査結果は、注意深く確認しましょう!(静岡県Kさん)
2016.12.28 B型肝炎訴訟ブログ,B型肝炎給付金請求訴訟
~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~
(静岡県在住Kさんより)
Q.母親は認知症で、老人ホームに入っています。
その老人ホームに訪問診療をしている医者にお願いして、母親の血液検査をしてもらいました。
すると、HBs抗原(―)、HBc抗体(+)CLIA法13.2と書いてありました。
だめですか?
A.医師の署名押印のある、1枚目の書面は、HBc抗体(+)CLIA法13.2と書いてありました。
その書面に添付されている血液検査結果表を見ると、「HCV抗体CLIA法13.2」になっていました。
北村法律事務所では、医師にお渡しするお願い文に、「HBc抗体」の検査をして下さいとお願いしているものです。
ところが、訪問診療の医師は、肝炎のことに詳しくない方だと思うのですが、HBc抗体を、HCV抗体に、間違えたのです。
もう一度、HBc抗体を調べてもらうよう、きちんと説明して、その医師にお願いするよう、息子さんにお伝えしました。
医師は間違えないということは、ないのです。
肝炎専門医や、肝炎に詳しくない医師は、このような基本的な間違いもしますので、注意深く、血液検査結果をみることが必要になってきます。