【B型肝炎訴訟】 亡くなった父のためにB型肝炎訴訟を起こしたいのですが、どういうものを集めればいいですか(愛知県Aさん)
2017.01.06 B型肝炎訴訟ブログ,B型肝炎給付金請求訴訟
~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~
(愛知県名古屋市在住T.Aさんより)
Q.父が、去年の12月にB型の肝がんで亡くなりました。
こういう場合、遺族が給付金をもらえるということを、つい最近知り、お電話しました。
どういうものを集めればいいですか。
A.まず、母子感染ではないことを証明するために、父の母、つまりお祖母さんの血液検査結果を探して下さい。
お祖母さんは、8年前に胃がんで亡くなっておられるわけですね。
8年前であれば、何とかカルテは残っていると思いますので、入院しておられた病院に聞いてみて下さい。
ただし、どの病院も、HBs抗原しか検査しておらず、HBc抗体は検査していないのが普通なので、お祖母さんが80才未満の時点のHBs抗原が(-)という血液検査結果が必要です。
厚労省は、その理由を、「80才以上の時点の検査の場合は、HBs抗原の陰性化(持続感染しているが、ウイルス量が減少して検出されなくなること)が無視できない程度に発生することが知られているため、HBc抗体も併せて確認することが必要です。」と説明しています。
釈然としませんが、お祖母さんの80才未満の血液検査結果を探しましょう。
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北村法律事務所 弁護士 北村明美
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