【B型肝炎訴訟】 慢性肝炎発症時の医療記録がありませんが、B型慢性肝炎として給付金はもらえますか(福岡県Tさん)
2017.02.02 B型肝炎訴訟ブログ,B型肝炎給付金請求訴訟
~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~
(福岡県在住K.Tさんより)
Q.私は、18年前にB型慢性肝炎といわれ、3ヶ月間入院してインターフェロンをやりました。
それ以後は、肝臓の数値(GPT(ALT))は下がり、ここ2年の数値は基準値内です。
HBs抗原は、(+)のままです。
インターフェロンをしてもらった病院は、今はありませんし、引き継いだ病院に聞いてみましたが、18年も前のカルテはないと言われました。
B型慢性肝炎として、1250万円の給付金をもらうことはできないでしょうか。
A.何か資料は残っていないでしょうか。
18年前の血液検査結果とか、それ以後でも、GPTが基準値より高い血液検査結果です。
あるいは、入院した時に保険金をもらうために入院証明書(診断書)などはないでしょうか。
ぜひ、探してみましょう。
何か残っていれば、B型慢性肝炎として請求することは可能です。
なお、このような事例は、国も「立証困難例」としてあげています。