【B型肝炎訴訟】 2度目の給付金請求の場合、1回目の給付金の金額は差し引かれるか②(石川県Iさん)
2016.08.01 B型肝炎訴訟ブログ,B型肝炎給付金請求訴訟
~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~
(石川県在住T.Iさんより)
Q.私は、前に慢性B型肝炎で150万円給付金をもらいました。発症してから20年以上たっていたし、特に何らの治療もしていなかったからです。
給付金が150万円しかもらえなかったときは、とても残念な気持ちでした。
「ALT(GPT)が35とか42とかだし、B型肝炎ウイルス量がそれほど多くないから、バラクルードを必ず飲むことをすすめない。飲み始めると一生飲まなきゃいけないから」と医師から言われ、何の治療もしませんでした。
ところが先日の検査で、軽い肝硬変だと言われてしまいました。
バラクルードを飲めと言ってくれたらよかったのにと思いました。
追加給付金は、2500万円からすでにもらった給付金150万円を引いた、2350万円ですか?
A.いいえ、150万円を差し引かず、2500万円もらえます。
これも、B型肝炎特別措置法第11条を読み込めば、そうなります。
ただし、1250万円もらった方が、軽度の肝硬変になった場合は、
2500万円―1250万円=1250万円
が、もらえるだけです。
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北村法律事務所 弁護士 北村明美
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