【B型肝炎訴訟】 保健所や病院は、なぜHBc抗体の検査をしないのか?
2016.08.04 B型肝炎訴訟ブログ,B型肝炎給付金請求訴訟
~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~
B型肝炎ではない原因で亡くなった方の血液検査結果をいくつも診てきたが、HBc抗体の検査結果が存在することは、ほとんどない。
保健所で、無料で検査してもらえるといって、検査してもらっても、検査項目は、
HBs抗原とHCV抗体
だけだ。
HBs抗原が(-)でも、HBc抗体が高力価(CLIA法で10以上の場合)なら、B型肝炎ウイルスに持続感染していると解釈されている。
それならば、病院では、ぜひ、HBc抗体の検査も行ってほしい。
特に80才以上の患者さんについて、HBc抗体の検査を行ってほしい。
国は、母親が死亡している場合でも、80才以上の時点の血液検査はHBs抗原(-)だけではダメとし、HBc抗体低力価も要求するからだ。
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